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翻訳練習帳をお届けします:第3弾 和文英訳

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皆さんこんにちは、Partner of Medical Translatorsの津村です。

2020年7月17日より第3弾として、翻訳練習帳Ⅲ<和文英訳練習帳:和文英訳の前に!をお届けします。

パチパチ 👏👏👏。

翻訳練習帳ってなんだ???

この翻訳練習帳は、T Quest Brain Partnerが独自に編纂した、翻訳者(特にメディカル翻訳)を目指す方に向けての、翻訳技術力アップのための画期的な!!!教材です。

お待たせしました。 第3弾としまして、和文英訳の練習として メディカル翻訳練習帳Ⅲ:<和文英訳の前に!

を発表いたします。詳しくはShopを訪れてください。

 

今回は「和文英訳に際しての心得」を習得して頂きます。

和文英訳は、原文である日本語を訳文である英語に移し替える作業のことです。言わば英文和訳の逆の作業ですが、和文英訳では英文和訳以上に気をつけねばならないことが多くあります。

その理由は・・・

と言うことです。

これまでの和文英訳に関する翻訳講座や翻訳テキストは主に、「日本語原文をいかにそのまま英語に変換するか」を中心に解説していますが、その英訳文が理解できるのは「日本文化を熟知している」人だけで、英語圏のいわゆるNativeには理解しがたいものです。

英語圏のNativeはよく「日本人の書く英語は理解できない!」と言います。しかし、我々の様なNativeな日本人には「日本人の書いた英語」は大変よく解るのです。それは、同じ日本文化の中で育った日本人同士では同じ文化的土壌が備わっているので、筆者(日本人)がどうしてその様な英語表現をしたか(つまり、筆者の思考回路)が手に取る様に解る(想像できる)からです。ところが、全く異なる文化的土壌をもつ英語圏のNativeには日本人の思考回路は理解できません。

以前から申しあげています様に翻訳とは、ある特定の文化で表現された文章を、全く異なる文化の表現に書き換えることです。つまり、「日本語原文をいかにそのまま英語に変換するか」というこれまでのレベルでは、日本文化を単に英単語で書き換えているだけですので、英語圏の全く異なる文化では理解不能な文章になっている・・・と言うことです。

心得1:日本語の特徴

代表的な日本語の特徴を以下に列挙します。

 

心得2:英語の特徴

次に、代表的な英語の特徴を以下に列挙します。

 

動作主体の日本語と名詞(位値)主体の英語

例えば次の日本文を見てください。

入り口の自転車が邪魔で入れない

日本人である私たちには、良く理解出来る普通文章です。

この文で最も重要な記述は「(入り口に)入れない」という動作です。この時、誰が入れないのか?自転車は何台で何処にあるのか? 誰の自転車なのか? 何時の話なのか? などは付帯事項であって、読者(聞き手)が勝手に思いやって(想像して)くれればよいことなので、特に明らかにする必要はないのです。

この様に、日本語では「している動作とその場」を示すことが一番重要なことで、それ故に、人称(私やあなた)や数(人数や個数)、時期・時刻(昨日・明日とか朝・夕)などが明確に示されなくなってしまい、日本文の曖昧さが出てくるのです。

一方、英文の方は「自己完結型」の文章なので、通常は必ず主語と動詞があります。その中でも、主体となるのは 主語=名詞 であり、動詞は主語=名詞の状態や位値の情報をくっつける役割をしています。英文は主語という名詞を中心に、その 主語=名詞 がどう言う状態かを、動詞や前置詞を使って一文の中で説明している、という名詞主体の言語なのです。つまり、英語では人称(私やあなた)や数(人数や個数)、時期・時刻(昨日・明日とか朝・夕)などを一文の中で明確にしておく必要がある言語なのです。

この様に、曖昧さの残る動作主体の日本語を、名詞主体の一文完結型の英文に書き換えるには、英文和訳とは違った技術が必要となるのです。

和文英訳では、以上に示した日本語と英語の違いを補完するために、和文英訳の第1ステップとして私は「和文和訳」をお勧めしています。

その具体的な方法を練習帳で習得してください。

今後も定期的に続編を発表していきますので、是非ともご活用ください。

デハデハ

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